カギ屋のお仕事~補助錠の取り付け編~
【自宅】
補助錠は、主に自宅に取り付けられることが多いです。補助錠にはいくつか種類があり、賃貸住宅に住んでいる方でも取りつけが可能なものがあります。一つのドアに鍵が二つ付くことになりますが、だからといって鍵を2つ持ち歩く必要はなく、同じ鍵で対応することができます。
【簡単な取りつけ工事】
まずは補助錠を取りつける位置を決定します。もともと設置されている鍵との位置関係を考えながら進めていきます。取りつけ位置が決定したら穴をあける位置に印を付けます。印をつけるとその印に合わせて、ドアの内側と外側両方からドリルで穴をあけます。その穴に、鍵穴のプレートとロックをする部分の台座を固定します。台座の上に補助錠の本体を取りつけます。ネジを隠したり、強度の補強をするために、さらに上からカバーを取りつけます。補助錠本体の取りつけが完了したら、つぎはストライク(受け口)を取りつけます。正常に施錠開錠ができることが確認できたら完了です。工事はだいたい一時間以内で完了します。
【補助錠の効果】
補助錠をつけることによる効果とは、ずばり、空き巣を「あきらめさせる」ことです。鍵が2つあることによって、侵入するのに2倍の時間がかかることがわかり、それによって空き巣は侵入する気をなくします。また、視覚的にも、あきらかに防犯対策をしていることがわかるので、侵入するのに適さない家だという風に判断されるようです。